- 日本のマイクロデータが見つけにくい(特に日本語を使わない場合)、使いにくい(安易に使わせてくれない)、あまり整備されていない(使いにくい形式で公開されている)という話はよく聞く。個人的には、経済学者にあげている研究費を10%くらい削って、そのお金で様々なマイクロデータを使いやすい形に整備して一ヶ所で公開するような仕組みでも作ればと思うんだけれど。あるいは、誰かが、マイクロデータ整備という名目で巨大な研究費が取れないだろうか?もしかしたら、マイクロデータを使っているのは比較的若手(あるいはまだ研究の第一線で活躍している中堅)で、巨額の研究費を取ることができなかったり、そういうインフラ整備に時間をかける場合ではないのかもしれない。
- では、次善の策としては、例えば、Japanese Economic Reviewで、マイクロデータを使った研究の特集号、というものを作り、そこにペーパーを乗せた人たちは、使用したマイクロデータを、使いやすい形で自分のホームページ(あるいは特集号用に作ったホームページ)に公開することを義務付けるというのはどうだろうか?
- himaginaryさんという方は、毎日更新していてすごいなぁ、と思うのだけれども、翻訳するものの選択が、現代のマクロについていっていない人の愚痴のようなものが多い気がする。英語のブログとかの翻訳をやっているサイトは他にもいくつかある気がするが、そういう傾向のものが多い。そういう人の方が、わかりやすく書いてあったり(だから誰でも翻訳できる)、経済学者はえらそうでいけ好かないと思っている人(たくさんいるはずだ)のニーズにこたえているんだろうが、日本に英語で行われている議論を紹介するという趣旨のこういうサイトが、日本の経済学の発展を阻んでいる面があるとしたら残念だ。
Saturday, August 29, 2015
Random Thoughts
またまた空いてしまった。夏は学会があったり休暇を取ったりで、ゆっくりした時間の流れなのでしょうがないが、そろそろ学期も始まるし、通常営業に戻れればと思う。
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