Random Thoughts: Osaka Lover Ver.

  • 日本では、「大阪都構想」の賛否を問う住民投票の話題で持ちきりのようだ。大阪にほとんど行ったこともなく、大阪都ができることによって具体的に何がどう変わるのかも良くわかっていないのだが、住んでいる人たちが後で振り返って、こういう結果でよかったと思えるような結果に落ち着いて欲しいものだ。
  •  twitterを見ていると、感情的な意見が多くて、大阪都が実現した際のメリットとデメリットについての包括的かつ冷静な分析が見つからなかったのが残念だ。そういう分析を見つける努力が足りなかったのかもしれない。公共経済学や政治経済学を専門としている人による分析などを、例えば日経ビジネスさんとかが取り上げてくれればよかったのにと思う。
  • 安田さんがロナルド・コースの研究に絡めた分析を行っていたが、僕にはぜんぜんわからなかった。コースの書いたものはちょっとは読んだことがあるが、僕はある理論を応用して専門外のことがすぐ理解できるほど頭の回転が速いわけではないからかもしれない。でも、市場で供給される財やサービスを企業の中と外のどちらで取引するのがコストが低いかを比べることで企業の中で行うべき活動と企業の外で行われるべき活動を識別する(それによって企業のサイズが決まってくる)理論が、そもそも市場で供給されない財やサービス(補助金も含む)を供給する政府部門のサイズに対する理論として適切なのか?その点で納得できなかったので、後の分析はぜんぜん頭に入ってこなかった。
  • それに、やっぱり、具体的なデータや数量的な分析がないと、「全ての経済学に関する問いに対する答えはメリットとデメリットがあるのでそれを比較していいか悪いか決めましょうということになる」とある人が言っていたが、そのことが改めて感じられる例だったと思う。
  • 個人的には、最適通貨圏のような議論を応用できるのではと思ったが、では、どのように応用すればいいかといわれると、大阪固有のイシューをぜんぜん知らないのでどうしようものない。不満だけで代替案がないエントリで申し訳ない。

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