ぜんぜんブログなんて書く時間もないので、適当に書いておく。
1. 最近京都に行ってきた。 適度な小ささに好感を持った。vancancyができたら応募してみようかという気になった。
2. これとちょっと関連するが、日本の学会って、ああ、今度はXXでやるのかぁ、参加したいなぁ、と思っても、思うときには締め切りが過ぎている。求人もなかなかわかりにくい。まぁ、本当に常に参加している人はちゃんと遅れずに申し込めるんだろうが、日本の学会や求人等を纏めたメーリングリストのようなものがあるとうれしい。それなりにちゃんとしたところのセミナー情報もそこに乗っかるとうれしい。自分でやったりはしないのだけれども…
3. 最近日本の金融政策の話を聞かない。金融政策決定会合も最近はちょっと静かだ。Exit Policyとか普通のことを言ってもつまらないのでマネタリーベースを1年で10倍にするとか、インフレ率が2%になるまで資産購入額を毎月倍にするとか、今度は2年以内にインフレ率が2%に行かなかったら切腹するとか言ってみてはどうだろうか。
4. これは日本語でも英語でもよく見るのだけれども、ちょっと頭のいい人に限って、いわゆる経済学ねたのsmart ass的なコメントを発することが多い気がする。世の中に起こっていることについていわゆる「経済学的な」切り口でコメントしている際にこれが良く見られる。大学院生とかにありがちな気がするが、こういうの、本人は頭がいい・かっこいいと思っているんだろうけど、周りの人は痛いなぁと思っているのでは。
5. 正確な表現は忘れたが、「結婚する相手は自分の就職先と負の相関を持つ就職先がよい、株を買うなら自分の就職先と負の相関を持つ株を買うべきだ」、見たいな書きこみを見た。もちろん、単純な世界ではそれは成り立つんだろうが、個人的にはこういう浅いアドバイスをしていいのかな、という気がした。個々の株を買うのはリスクが大きい。例えば日立に勤めている人がパナソニックの株を買ったところで、どちらも韓国の会社に負けるかもしれないし、家電業界全体の動向なんてのはわからない。結局、負の相関はある(からヘッジには役に立つ)かもしれないが、個々の株のリスクに手を出すというリスクを真剣に考えた上で、こういうアドバイスはしなければいけないと思う。個人的にはS&P500(あるいはほかのタイプのindex fund)を買うのが結局いいのではという気がする。結婚相手にしても、もちろんほかの条件が全部一緒だったらヘッジ出来たほうが良いかもしれないが、一緒の会社に勤めているメリットはとても大きい。それに、一緒の会社では相手を探さないという制約を課してまで、ただでさえ難しいパートナー探しをすることがいいことなのか、とかを真剣に考えた上で、こういうアドバイスはすべきではと思う。
6. 「いいペーパーもしょぼいペーパーもリバイズにかかる時間は同じだ」見たいな書き込みも見た。僕もまったく同じ印象を持っている。昔、指導教官から、いいペーパーもしょぼいペーパーも完成させるのにかかる時間は大差ないから、慎重に選べ、ペーパーを廃棄することを恐れるなというアドバイスをもらったが、最近はどんどんそのアドバイスがいかに重要かをかみ締めている。自分の頭が動く時間内に書けるペーパーの数はもうあまり多くないということを認識して以来、最近はしょうもないジャーナルでかなり手の込んだリバイズを求められたらやめるようにしてしまった。このアドバイスとは別に、リバイズがかかったらとにかく終わらせろみたいなアドバイスももらっていたのだが、やってられない。とはいえ、それなりのところに定期的にパブリッシュしないとクビになってしまうので、そこの判断が難しいところである。トップジャーナルにぜんぜん引っかからないことを除くと、これが目下一番の悩みだ。
7. SED (Society of Economic Dynamics)のAcceptance Decisionがちょっと前に出ていた。World Congressはもう出たのか、はねられたのか…SEDは最近は大きくなりすぎてるので好きじゃないんだけれども、やっぱり行かないといけないらしい。どちらかというと、最近増えてきている、小さめな学会のほうが好きだ。2-3日以上で、メインとして有力な経済学者を呼んで、厳選されたメンバーで行うという形式だ。新しいものでは、中国のTsinghuaの夏の学会はいいコンセプトなぁと思う。今年行ってみようか考え中。日本にもこういうのがあるといいのに。
0 comments:
Post a Comment