What Do You Need to Get a Job at U of Tokyo?

仕事の都合上、経済に関する投稿ができないので軽いネタでまた書いてみる。

ある方が、日本で就職先がないから帰れない、というようなことをtwitterに書いていた。全然知らない人だけど、CVを見てみたら、すごい、うらやましい、という感じである。これだったら、日本の大学だったらどこでも帰れるんじゃないかなぁ、と思ったので、試しに、東大の経済学部のFullあるいはAssociateだったらどのくらいの業績があるのか(東大の経済学部にテニュア付きで就職するにはどのくらい必要なのか)、安田さんのリストを使って調べてみた。

東大の経済学部で、専攻がミクロと計量以外で、1990年以降学部卒業(とリストに書いてある)人に限定してみた。ミクロと計量を除いたのは、これらは基準が異なるかもしれないと思ったからで、1990年以降学部卒業の人に限ったのは、時を経て基準が変わってきているかもしれないと思ったからである。それらの人について、安田さんのリストの星の数(5つそれなりのジャーナルにパブリッシュするごとに1つ付くはず)、およびトップ5にパブリッシュしたか(1はトップ5あり、0はなし)、そしてそれらのポイントの単純な合計を出してみた。元のデータは面倒くさくて見ていない。もちろん4つと5つで大きな差が出るのは問題だけど、トップ5がそれなりのジャーナル5本分というのは悪い換算レートではないような気がする。それに、大学院時代に書いたペーパーや、共著者の多いペーパーはディスカウントするという考えもあるし、ペーパーの影響力(≒引用数)も重要なのはもちろんだけれども、そんなことをやっている時間はないので許してほしい。以下がその結果のリストである。ポイントの高い順に並べてある。


就職先がないと言っていた人は1ポイントなので、少なくとも、このポイントシステムだと半数以上の人と同等か上ということになる。おそらく、東大に就職できるのであれば、他のところもいろいろオプションはあるだろうから、アカデミアで就職先が見つからないということではないのだろう。

東大に就職したいならば、トップ5にパブリッシュし、それなりのジャーナルに5本載せれば、それなりに可能性は高いといえるのでは。

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